連れ合いが水疱瘡になりまして・・・

1ヶ月ほど前でしょうか?
うちの娘が、水疱瘡にかかりました。
発熱したのは2日くらい。あとはブツブツがあるものの、元気なものでした。
ちょうど義母と義妹がうちに泊まりにきていた時で、親戚なんかも遊びにきたりして、
やれ、Minyak Kalo(スマトラ、カロ族秘伝の万能オイル)を塗れだの、やれ、クロロフィル(健康食品メーカーの緑色の液体)を塗れだの、しまいには、どういう効能があるのかわからないサプリメントのレシチンオイルを塗られたり・・・。
まぁ色々、女の子ということもあり、なるべく痕を残さないようにと、皆が心配して色々塗りたくられてました。

個人的には、かゆくて掻きむしらなければ時間の経過が解決してくれると思っていたので、せいぜいかゆみ止め効果のある坑ヒスタミン系のcaladinというローションを塗ったくらい。

で、無事に治りまして、やれやれ・・・と思ってたその1週間後、夫が 「なんでこんなにニキビがあるんだ・・・」とブツブツ言い出して、その翌日、
「あーー!水疱瘡うつった!!」とようやく発覚。
ニキビだと思って、顔のできものをいくつか潰すというまさかの大失態。

大家族で育った夫ですし、水疱瘡ってみんな子どものころになってるという大前提だったんですけど、どうやらかかったことがなかったらしいです。(本人は、なったかなってないか記憶なし)
大人になってからの水疱瘡は、年齢に比例して症状もひどくなるようでして、御歳40のオッサンの水疱瘡は、まぁまぁ壮絶なものでした。

高熱が1週間くらいは続いたでしょうか?
それにひどい頭痛、吐き気。
頭痛は熱が下がってからしばらく続いてました。
それになんといっても、ブツブツの多さ。
とにかく全身それはそれは、娘とは比べ物にならないものすごい量でした。
顔なんて、かさぶたになるまでは、腫上った状態でまるで別人のよう。

いつもお願いしているうちのドライバーさんが、気を利かしてくれて、自分が小さい頃水疱瘡になったとき、おばあちゃんが塗ってくれたという民間療法の葉っぱを持ってきてくれました。
Daun Cangkrangという葉っぱだそうです。
cangkrang以外のものは、何か不明です、ごめんなさい。
これらを全てすりつぶして、全身に塗るといいそうで、せっせとすりつぶして全身に塗りたくりました。
数日間、私の夫は、真緑人間でした。
ちょっと前まで同じ病気だった娘にすら、
「seperti hantu(お化けみたい)」
と無情すぎるコメントを言われ、落ち込んでさらに頭痛がひどくなったというかわいそうな夫。
娘の時に、飲むはずのクロロフィルを塗れと言っていたのは、これを見て、あながち悪い線ではなかったのかもしれないと思いました。
でも、どちらも洋服とかシーツについた汚れはものすごく落とすのが大変です。

実は、これをもってきてくれた頃には、すでに治りかけ。
かさぶたになっている状態でした。
とはいえ、まだ外出は控えており、なにかあると私が使いっぱしりになってたんです。
病人というのは、こうもワガママなもの・・・と思うほど、
「おいしい果物が食べたい」だとか
「Lotekが食べたい」だとか
「ヤシの実ジュースが飲みたい」だとか・・・まぁまぁ色々言うわけですが、タイミングによっては、もう店が閉まってたりして、思うようにいかないこともあったんです。

そんな中、家にずっといる生活に限界が来たのか、思うように頼んだものがこないのが嫌だったのか、
「パダン料理が食べたい!自分で買いにいく!」と宣言し、外出しようとするので、
「いやいや、私が行きますから・・・・・」と制すも、かたくなでして・・・。
「いや、行くなら、せめて、その真緑の顔を洗ってから・・・」と言ったのですが、
「このままでいい、別に問題ない!車だから大丈夫。風にあたらないから」
と、緑色の見た目じゃなくて、風に当たることを私が心配しているかと勘違いする始末。

で、結局、好きなだけパダン料理を買って帰ってきたんです。
「店員さんどんな反応してた?」と聞くと、
「びっくりしてた、ちょっと後ずさりしてた」
「店員さんに、いやー水疱瘡になっちゃって・・・とか説明した?」
「してない」
「・・・・。」

これが日本なら、奇妙な見た目で、下手するとおまわりさんに呼び止められてたかもしれないですが、ここはインドネシア。
おおらかな国でよかった。

おかげさまで夫も痕はまだありますが、元気になりました。
大人になってからの水疱瘡は、ものすごく壮絶です。
なってない方、皆様、おかしいな?と思ったら早めに病院に行くのが賢明ですよ。

ちなみに、発疹がでてから72時間以内に飲むと効果的なアクシロビル(Acyclovir)、インドネシアでは、ドクターの処方箋のもと・・・と記載されておりながら、処方箋なしで、普通に薬局で販売してました。
さすが、インドネシア。

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コメント

  1. みかん より:

    >病人というのは、こうもワガママなもの・・・

    すごくよく解りますね~(^^;
    自分もそうなんですが、病気になるとトテモ気持ちが弱くなるんですよね。
    それで誰かに頼りたい、甘えたい、という感じになってしまいます。

    まあ大変でしょうけど、信頼感というものの「裏の面」とも言えるわけで
    なんとか我慢をお願いします。m(_ _)m

    • rahasia より:

      みかんさん

      そうなんですよね。
      私も病気したときは、気が弱くなります。
      でも、腫上ったボコボコの顔を鏡で長いことじーっと毎日見つめて、溜息ついたりするのを見ては、
      眺めてたって治りゃしないんだから。時間が経ったら消えてくれるからさーと、思わず言ってしまいました。
      ダメですね。
      もう少しやさしくします。

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