断食月は、毎日花火大会。

断食月が始まり、早、1週間が経ちました。
私はお休みしているので、周囲のラマダンモードにちょっと取り残された感があります。

もうすぐ5歳の娘は、期間中、毎日夕方、近くのモスクに子どものアラビア語を読む教室に通っています。
といっても、ほとんど遊んでるみたいですけど。
その後、断食明けのお弁当をもらって(※娘はまだ断食はしていませんが)そこで友達と一緒に食べて、お祈りをして帰ってきます。

断食月は、夜になると、そこらじゅうで花火や爆竹の音を楽しむ子どもたちの姿があります。
去年までは、最終日に家の庭で花火をした程度でしたが、今年は、モスクの前で、友達やお兄ちゃんお姉ちゃんと毎日のように花火してるようで、なかなか家に帰ってきません。

断食月は、イスラムの行事なので、他の宗教の人には関係ないのですが、大多数がムスリムということもあり、沢山の子どもたちがモスク周辺に集まるので、自然とこの月は、他の宗教の子どもたちもモスク周辺に集まり、夜まで遊んでOKのような雰囲気があります。
しかも今年は、学校の長期休みと重なっているのでなおのこと。
うちの娘は、年齢的に、途中でお祈りも飽きることがあるようですが、この他の宗教の子達がすぐそばで遊んでいてくれているおかげで、私がついていなくても、時間まで遊んで、友達が家まで送ってくれるので、もう有難い限りです。

子どもでも安全な花火と、小さいのはなんだろう?安全な爆竹??投げるとボンッと音がします。
一応、火を扱うので、保護者の私も側でみて、ついでに子どもたちの遊んでる姿を写真に残して・・・と思っていましたが、
「お母さんは、家でいいから。来なくていいから。お兄ちゃんお姉ちゃんがいるから大丈夫だから。」と突き放されました。
断食モードからも取り残され、娘にも突き放され、少々傷心気味な今日この頃です。

断食というのは、なんとなく苦行、大変そうというイメージが日本の方にはあると思いますが、毎年断食月が始まる前になると、周りのムスリムたちは、うれしそうなんですね。
確かに、断食が終わる時間になると、毎日臨時の屋台が沢山街中にでて、賑やかになりますし、実際に断食をしてみると、断食が終わる時間帯というのは、周りの断食している人たちと一体感みたいなものを感じることができます。
なにより、この期間は、悪魔は鎖につながれ、一年で一番神聖な月とされていることからも、なるほど、皆楽しみにしているのだな。。。と思いながらも、正直なところ、どこかピンと来ない部分がありました。

でも、夜楽しそうに遊ぶ子どもたちの姿を見ていて、あぁなるほど、こういう経験をしているから、断食月=楽しみというイメージが沸いてくるのかな・・・とふと腑に落ちた瞬間がありました。
子どもだけに限らず、この期間、大人たちは順番にモスクの食事の準備をしたり、近所の青年たちが率先して、子どもの勉強会を催したり、近所の人同士も一体となることが多く、やっぱり特別な月なんですね。

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コメント

  1. はる より:

    関係無いですけど1月妻の父の葬儀で帰った時王宮前広場行ったんですが
    屋台が少なくなって寂しかったんですがなんかあったんですか?

    • rahasia より:

      はるさん

      本当ですか?最近王宮広場に行ってないもので・・・。
      ただ、だいぶ前に、電飾の乗り物が、全部車の形に統一されたのをみて、何かあるのかな?と思ったことがありました。
      屋台が少なくなるのは、寂しいですね。イベントの準備とかで、一時的に少なかったとかだといいんですが。
      また行った時は注意してみてみます。

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