ジョグジャの南、海に近いエリアにある
ミーレテッ工場 PABRIK MIE LETHEK Asli Bendo Cap GARUDA
見学しに行きました。
ミーレテッ(Mie Lethek)というのは、
キャッサバ芋=タピオカの原料からできているジョグジャカルタ南にあるバントゥル県の伝統的な麺料理です。
Mie は「麺」、Lethekはジャワ語で「くすんだ」とか「汚い」という意味。
小麦粉原料の麺と違い、キャッサバ芋から作る麺の色が、くすんで汚いというというところからのネーミングみたいです。
ジョグジャの伝統的な飲み物 Wedang Uwuh(ウェダン ウウゥー)も「ゴミの温かい飲み物」というネーミングでしたしね。(この飲み物については、過去の記事)
そういうセンス、ずっきらぼうな愛情を感じるので、嫌いじゃないです。
さて、本題の工場の話、
ここは、機械ではなく、牛の力でいまなお、麺の材料を混ぜているんです。
ですが、、
あいにくこの日は働き手である牛の休業日。
干したり、パッキングしたりする作業の日になっていたようです。残念。。
今年は例年になく、雨季が始まるのが遅かったジョグジャ。
干す作業もこれだけ多いと、雨降ってくると大変そう。
牛はいなくても、この風景だけでも、雰囲気あります。
麺づくりの働き手となる牛さんたち。
4頭ほどおりました。
肉食用や乳用種と違う、コブの大きな種類の牛。
重労働でこぶができたわけではないそうです。
1トンほどの材料を混ぜるだけあって、体もとても大きくて迫力ありました。
ミーレテッ料理を出す店は、夕方から晩にかけて店を開けるところが多いです。
オバマ元アメリカ大統領がジョグジャに来た際に、オーガニックレストランのBumi Langitでこのミーレテッ食べたということで、最近、ミーレテッを出す店も増えてきているみたいです。
せっかくなので、この乾麺を1キロ購入して、自宅で作ってみました。
アラブ系のオーナーの奥さんは、乾麺を買って作りたいと私が言うと、
「アータ、料理好きなの?ちょっと難しいわよー」とか言いながら、教えてくれましたが、作ってみて、どうしてそんなにもったいぶったのか、ただただ疑問です。
乾麺は、常温の水に浸します。
私は、なんとなく、2度ほど水を替えて汚れを取る感じで洗いながら、戻しました。
スパイスや野菜を準備しているくらいの短時間で水に戻せます。
●ニンニク
●コショウ
●キャンドルナッツ
をすり潰し、油で香りが出るまで炒め、好みの野菜やお肉を入れて炒め、
最後に、水切りした麺を入れて炒めます。
味付けは、塩とケチャップマニス(インドネシアの甘いソース)。
シンプルだけど、モチモチの食感で、とても美味しかったです。
パスタやソバなどの他の乾麺に比べ、茹でる作業がないので、むしろ手軽で簡単でした。
1キロ結構多いな・・・と買ったときは思いましたが、案外すぐに使い切りそうです。
ちなみに、ここは製麺工場で、観光地ではないので、見学される際はチップを渡すとよいと思います。
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